皆仲良くヴァンパイアしてたんだけど、ある時地震が起こって、電車で元の世界に戻ろうとした。
電車の順番待ちで、その時一緒にいた私と同じくらいの女の子のヴァンパイアと一緒に並んだ。皆優しい人ばかりの世界だったが、列に並ぶ人は障がい者や幼児など関係なく我先にと列を作った。私は順番待ちの列に早く並ぶことができ、1番目の電車に乗る予定だった。私の番が来るとちょうど、電車が来た。
しかし、電車が来ると思っていたところには、ホームもなく、袋が2つ。しぼんだ居残り袋と妖精(この世界で言う妖精。ほっぺが膨らみディズニーに出てくる小人たちのような顔をしている。)の顔をしたお帰り袋(こっちは袋型じゃなくて、プラスチックの妖精の顔をしている。口から中へ入って、元の世界に戻るみたい。定刻になると、発車というかもとの世界に戻ることができるようで、電車みたいなシステムになっている。ケンタッキーの人形のような塗装のされかたで、こんなときじゃなかったら多分かわいい。
ちょうど時間になって、ギミックが動き出した。そして私はうっかり乗り遅れたらしい。
居残り袋は一人もいなかった。でも、妖精の顔のお帰り袋は、ギミックとなっている妖精の口があき、歯が見えた。その歯は、帰りたい人たちの犬歯であり、それがずらっと並んでおり、プラスチックでできた古いテーマパークにありそうな妖精の顔を恐ろしいものにした。ヴァンパイア狩りが楽でいいわ、みたいな声まで聞こえる。ちなみに歯は上が三列くらい生えていた。下は無いのか見えないのか。とにかく、上に三列くらい生えていた。(寝起きに書いたので、三列とはなんなのかよく分からないが、たぶんサメみたいになっているのだと思う。)
私はそこで、どっちにも乗らなくていいじゃないか。このオンゲは一生開かない。(閉じることができるのならば、そもそも乗る必要がないじゃないか。)と思って、オンゲ世界から離脱した。起きた。